スポット溶接を連続で行うと、電極先端が摩耗し、徐々に被溶接物との接触径が大きくなります。スポット溶接は前述の通り電極先端径を小さくし、溶接する部分の電流密度を維持する必要があるため、あらかじめチップドレス周期を決めて管理します。電極は市販されているドレッサや旋盤などでチップドレスをおこないます。
更に、最近では通信機能を備え溶接結果をPCに送信できる制御装置やドレスの良否判定が出来る制御装置も販売されていますので、最新の装置を導入することで、より確実な品質管理が可能になります。
プロジェクション溶接の場合、電極と被溶接物との接触面や上下電極の平行度が重要となり溶接品質に影響します。旋盤やフライス盤などで電極を整形します。また、プロジェクション溶接では溶接電流の立ち上がりが溶接品質に大きく影響しますので、電流の立ち上がりをより繊細に制御できる制御装置も販売されています。
シーム溶接の場合は、一般的には整形バイトが付属しておりますので、それを使用します。
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